世界の乾杯~グラスに込める想い~

世界の「乾杯!」~グラスに込める想い~

■グラスを掲げる、世界共通のしぐさ

誰かとテーブルを囲むとき、「乾杯!」とグラスを合わせる瞬間があります。

それは万国共通の小さな儀式であり、言葉以上に心を近づけてくれる合図。

けれども、その掛け声や所作には、それぞれの国ならではの物語が息づいています。

■ヨーロッパ ― 健康と人生を祝う声

フランスの「Santé(サンテ)」ドイツの「Prost(プロースト)」は、いずれも「健康」を意味します。

かつて長寿が難しかった時代、人々がまず願ったのは健やかに生きること。その思いが乾杯の言葉に受け継がれているのです。

また、ヨーロッパでは乾杯のときに「必ず相手の目を見る」ことが大切にされています。

フランスでは視線を逸らすと「誠意がない」とされ、ドイツでは「目を見ないと7年の不運に見舞われる」という言い伝えも。

グラスを交わすその一瞬に、友情や信頼を確かめ合う意味が込められているのです。

スペイン語圏の「Salud(サルー)」も同じく健康を祈る言葉。スペインでは大勢が集まる場でも、一人ひとりと視線やグラスを交わすのが礼儀とされます。

人数が多いときは「Chin-chin(チンチン)」とグラスの音をまねる軽やかな掛け声に切り替えることもあり、人生を楽しむスペインらしい明るさがそこに表れます。

こうして見てみると、ヨーロッパの乾杯は「健康」「友情」「信頼」という人生に欠かせない要素を祝う小さな儀式。

単なる飲み始めではなく、人と人の心を結ぶ大切な文化なのです。

スパークリング

■アジア ― 敬意と声に込められた心

アジアの乾杯は、言葉と所作の両方に豊かな意味が込められています。

中国では「干杯!(ガンベイ)」と声を合わせます。直訳すると「杯を干す=飲み干す」で、日本語の「乾杯」と同じ由来を持ちます。

宴席では一気に飲み干すのが正式とされますが、近年は軽く口をつける程度でも受け入れられるようになり、時代とともに柔軟に変化しています。

また、相手よりグラスを低く差し出すのが礼儀とされ、そこには敬意を示す文化が表れています。

韓国でも「건배!(コンベ)」と唱えます。意味はやはり「乾杯」。加えて、よりカジュアルな場では「위하여!(ウィハヨ=〜のために!)」と声を上げることもあり、日本の「〇〇に乾杯!」と似た響きを持ちます。

乾杯の際には年長者に配慮し、体を少し横に向けて飲むという所作も大切にされ、そこにも人を敬う心が込められています。

このように、アジアの乾杯は「声」と「しぐさ」の両面で相手を思いやるスタイルが特徴。互いを敬い、絆を深めるひとときが、グラスの音にやさしく重なります。

■日本 ― 和を大切にする乾杯

日本語の「乾杯」は、本来「杯を乾かす=飲み干す」という意味。

明治時代に西洋式の宴会文化が取り入れられ、そこから「乾杯!」の掛け声が広まりました。

そして次第に、日本人らしく「その場の心をひとつにする合図」として根付いていったのです。

■杯の音に込められた思い

健康を祈るヨーロッパ、敬意を示すアジア、そして和を大切にする日本。

乾杯は小さなしぐさでありながら、人と人を結びつける大きな力を持っています。

澄んだグラスの音が響くたび、その場の空気は自然とひとつに。

乾杯とは「共に生きる喜び」を分かち合うための、美しい習慣なのです。

■カウベルで、乾杯を

レストランカウベルでも、たくさんのお客様が料理を囲み、笑顔でグラスを掲げてくださいます。

炭火焼きのステーキやハンバーグ、焼きたてのピッツァを前に交わす「乾杯」は、日常のひとときをちょっと特別な時間へと変えてくれる魔法のようなもの。

世界の乾杯文化に思いを馳せながら――次の「乾杯」はぜひカウベルで。

そんな気持ちを込めて、皆さまをお迎えいたします。

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サンテロ・ピノ・シャルドネ・スプマンテイメージ

 

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店内イメージ

レストランカウベルとは!

レストランカウベルは、1969年に大船で洋食店として創業し、1984年に現在の横浜市栄区へ移転。
以来50年以上、地域の皆さまに親しまれながら歩んできた、老舗レストランです。

横浜駅や大船駅周辺、港南台バーズや大船ルミネといった大型商業施設、さらには数多くの人気店が立ち並ぶエリアにありながら、
カウベルは「炭火焼きステーキ・ハンバーグ」「茹でたてパスタ」「窯焼きピッツァ」の3つの専門性を兼ね備えた、全国でも稀有なスタイルを貫いています。

ハンバーグ

かながわ名産100選にも選ばれた「足柄牛」を使ったビーフハンバーグは、炭火で香ばしく焼き上げた看板メニュー。
鉄板でジュージュー音を立てる熱々の200gサイズは食べごたえも抜群で、煮込みハンバーグなどバリエーションも豊富です。

ステーキ

長年の経験による確かな目利きで選び抜いた国産牛を使用。
サーロイン、フィレ、シャトーブリアンなどを、お好みの焼き加減と4種の特製ソースからお選びいただけます。
柔らかく、旨味たっぷりのステーキを炭火焼きでご提供します。

パスタ

当店のパスタはブロンズ製法の乾麺と、手打ちの生パスタを使用。
凹凸のある麺がソースにしっかり絡み、もちもちの食感が楽しめます。
トマト、クリーム、和風など10種類以上のソースをご用意しており、気分に合わせてお選びいただけます。

ピッツァ

ご注文を受けてから丁寧に生地を伸ばし、イタリア製の石窯で400度の高温で一気に焼き上げます。
トマトベースだけでなく、クリームソースやデザートピッツァなど、全10種のラインナップ。
テイクアウトにも対応しており、パーティー用にもご利用いただけます。

地域に根差しつつ、常に“おいしさ”を真摯に追求してきたレストランカウベル。
ご家族でのお食事はもちろん、お仕事帰りや記念日、友人との気軽な食事にもご利用いただけます。

<メニュー一覧>

ランチメニュー

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・日替わりランチ

大人気!売り切れ御免

平日数量限定 日替わりランチ

(日替わり料理+生野菜たっぷりサラダ+本日のスープ+ライス<御殿場コシヒカリ>or自家製 石窯焼きパン<ホイップバター付き>)

※ライスとパンは共にお変わり出来ます。

日程一覧はこちら!

ランチのお時間でもグランドメニューからもご注文いただけます。

グランドメニュー

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お子様からご高齢の方まで、3世代のお客様にぴったりのレストランです。 106席、駐車場完備(40台)、ベビーカー入店可 子供用カトラリー、子供用椅子、おむつ交換台あります

営業時間

[月〜金]

ランチ 10:30〜15:00(ラストオーダー14:30)

ディナー 17:00〜22:00(ラストオーダー21:30)

[土・日・祝]

ランチ 10:30〜14:30

ディナー 14:30〜22:00(ラストオーダー21:30)

所在地

レストラン カウベル本店

神奈川県横浜市栄区上郷町109-1

045-893-5732

駐車場完備

・最寄り駅(バス停) JR根岸線 港南台駅よりバスで約10分, 大船駅よりバスで約15分、中野バス停より徒歩1分

・エリア 横浜市栄区 環状4号線沿

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お席のご予約045-893-5732 営業時間/ 11:00〜22:00(L.0.21:30)
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